一般社団法人みなと福祉会

障害福祉サービス事業

グループホーム Palette(パレット)

障がい福祉サービス(グループホーム)

当法人が運営しているグループホームは、建物の構造と職員の専門性のから 「知的障がいを持つ人の生活の場」として役割を持っている。当然のことである、 生活の場と言うことは利用者の一人一人の生活の全てにかかわるわけであるから、 広範囲の知識と各分野の専門職の人とのネットワークが重要な要素になると思う。

(1)健康管理における支援 人の生活の基本は健康にある。誰もが健康であるために必要な食生活と運動や 地域活動などに参加し生活の喜びを得ることが健康づくりの基本になると思う。
①適切な食事の提供 栄養士の資格保持者を雇用できると良いが、小さな法人では困難な課題である。 栄養士が献立をたてた業者から食材の提供を得るようにしている。
②医療の利用 入居者は年齢が高い人が多いので肥満や生活習慣病が多く健康管理が大きな課題と なっている。現在、8名のうち6名が定期通院を必要としている。 中には、家族が通院を行っている人もいるが家族が対応できない人には職員が 対応している。
③地域活動の支援 当法人のグループホームは町の中にあり、近くにコンビニエンスストアーや ショッピングセンターなどがあり、たいへん便利なところにある。 一人で利用できる人は外出届を記入して行くが、利用できない人には職員が 付き添っている。また、一定以上の距離のあるところには、車に乗せて付き添いや 送迎を行っている。
④訪問リハビリの利用 障害のために訪問リハビリを受けている人が2名いるが、本人・家族に代わって 利用の支援や申し込みを行っている。
⑤各種手続きの利用支援 障がい福祉サービスの利用更新等、預金通帳の作成支援、所得の申告等の 各種事務手続き等の支援も行っている。

(2)日中活動との連携 当法人は、グル-プホームだけを運営しているので、利用者は複数の事業所に 通勤しているが常に各事業所と連絡が密に取れるよう対応している。

(3)権利擁護 ①日常の業務において 知的障がい者の権利擁護の重要な課題は、間違わない自己決定の支援といわれている。 しかし、具体的にはたいへん困難なことである。このために毎朝の引継ぎのときに 管理者が出席し、具体的な支援における課題について、アドバイスしたり共に議論を 行うなどしている。 ②基本的な考え方 利用者支援の基本として、先進施設の倫理綱領を参考に「みなと福祉会倫理綱領」を 作成し、内部研修において読み合わせたり話し合ったりしている。 また、全国社会福祉協議会等が作成した「施設職員のチェックリスト」を活用したり している。 ③職員研修 定期的な研修としては、3月に一度内部研修として全職員が参加して、管理者が講師と なり研修会を開催している。課題としては、権利擁護(苦情解決事業、障害者虐待防止法、 倫理綱領等)や危機管理に関することや、日々の業務の中で対応に苦慮していることの 対応方法や気づいたことの共有を行っている。 また、外部研修も積極的に活用し、内部研修時に報告を行っている。

(4)危機管理 危機管理としては、一番にあげられるのは、当施設はスプリンクラーがついていない ので火災は絶対に起こさないことと、食中毒や、無届外出の防止、事故報告や ヒヤリハットの報告などが上げられる。これも先進施設や団体の「危機管理マニュアル」 を参考に当法人独自のものを作成しその 徹底を進めている。
①火災防止 避難訓練を定期的に実施している。特に夜勤配置職員は、早い時期に訓練を経験する ようにしてその訓練の結果・反省点・気づいたこと・常に職員が意識することが必要な ことなどをあげてその共有を図っている。
②食中毒や感染症の防止 インフルエンザやO157等の感染症をホーム内に持ち込まないようにして外出から 帰った時には手洗いやうがいを行うように促している。また、調理担当者や食事介助時 には手洗いや清潔の徹底を行っている。季節ごとの情報を取り入れて掲示して注意を 喚起している。
③無届外出 外出については、入居時に家族から本人の外出能力を確認するとともに、 法人としても本人の外出能力の把握に努めている。外出届は、行き先を明確にする ことと、帰館時間の記入も行うようにして職員が確認している。 散歩などの時も目安として行き先・帰館時間の記載をするようにしている。
④事故への対応 骨折などの大きな事故のときは、すぐに救急車の利用を行うようにしているが、 風邪の職症状や少しおなかが痛いなどのときは、家族に連絡しこれまでの本人の 既往歴や対処方法などを確認し適切に対応できるように観察を行うようにしている。 幸いこれまでは救急車を利用するような事故は発生していない。

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